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今日もはじめるよ

2015年09月10日 19:51

第一話

クレソンという町がある。

それは王都から東にずれた所にあり、主に農産物が良く取れる。

麦だったりニンジンなどの野菜だったりと様々だ。

そんな町の北側にある宿屋『サンセット』

夜なのに今日も子供たちが騒がしい。

この宿屋の食堂には大勢の子供たちが集まっていた。

「いいんですか? ジムニさん」

宿屋『サンセット』の主人グラーフ・ローレンスが客にひと声かける。

「ええもちろん! 宿代が安くなるんでしょ?」

「まあ……そうですが」

「ならありがたく語らせてもらいますよ」

この宿屋の客ジムニは子供たちの方をふり向き口にコーヒーをはこぶ。

「ありがとうございます。さあみんな始めるよ!」

客にお礼を言い、グラーフは声を少しばかり大きくし、食堂のみんなに語りかける。

「みんな! 今日はこのジムニさんと言うかたがお話してくれるそうよ」

グラーフの妻メアリーがさらに子供たちの注意を引いた。

さて、今日は三日に一回ある子供たちの集会だ。

主に大人たちの決め事がある時などはローレンス夫妻の宿屋『サンセット』に子供をあずけることになっている。

いつもは宿屋の主人グラーフが子供たちの興味がある話をするが今日は何も用意していなかった。

そこでこういう時は宿屋に泊まっている客にたのみこんで民話や体験の話をしてもらっている。

ちなみにこの宿屋は客室のある棟と食堂が離れているので子供たちの声は大きく叫ばなければ聞こえない。

「ジル! はじまるってよ!」

「ああ……わかったよシエラ……」

食堂から見える階段の前にいたこの二人もみんながあつまるばしょに歩き出す。

「ジル兄! はじまるよ!」

「あ……ああ」

ジルは今まで読んでいた本を横わきにおいてシエラと一緒にしずかに座った。

「では、はじめようかな」

子供たちの声が止むと、ジムニは皆に聞こえる声で語り出した。




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